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ダーウィンが来たの特集は400年ぶりに復活した森の建築家ビーバー!

昨日のダーウィンが来たで特集した400年ぶりに復活した森の建築家ビーバーをまとめてみました。

400年ぶりに復活したビーバー一家にイギリス田園地帯で密着

イギリス北部のスコットランドは美しい森と田園風景が広がり、様々な動物らが暮らす場所です。

現在イギリス各地でビーバーの復活作戦が行なわれ、これまで30カ所以上で野生にビーバーが放たれました。

2月、かつていたものと同じ種のビーバーの家族が放たれました。

ヨーロッパビーバーは体長は約80センチ、体重は約10キロで、ネズミの仲間で独特の尻尾を持ち自在に泳ぎます。

ビーバーはとても長く鋭い前歯を利用して木を削り、川の流れをせき止めるダムをつくります。

ダムをつくることで水位を1メートル以上上げ、ダムの中にドーム状の巣を建設し天敵から身を守ります。

大規模に環境を作り変えられる生きものは、人間以外にはビーバー以外おらず森の建築家とも言われています。

乱獲されたビーバー

かつてビーバーの毛は帽子などに重宝され、17世紀頃から肉や毛皮を目的とした乱獲がヨーロッパ各地で行なわれ、個体数が激減しました。

ビーバーの復活作戦で、現在イギリスでは2000匹まで個体数を増やしました。

ビーバが増えると生態系のバランスが崩れ、悪い影響が出るとの声もありますが、ビーバーが木を切り倒すことで多様な植物が増え、ダムが作られることで魚が4割増え、さらにそれを求める鳥も増えました。

エクセター大学のリチャード・ブレイジアー教授は、

「ビーバーには人間以上に生態系を豊かにする力を持っていて、イギリスの自然にとってビーバーが復活し、川の生態系を健全にん戻すことはとても重要だ」

と話します。

地元の自然保護団体

地元の自然保護団体であるワイルドライフ・トラストは、ビーバーの困りごとを解決し、ビーバーと人が共存する社会を目指します。

ベックス・フレイザーさんは、果樹園でこれ以上ビーバーの被害が出ないよう金網を木に巻き付け、ビーバーの侵入経路を確認しました。

渇水に洪水 ピンチにビーバーが大興奮

8月に渇水が心配される中、ビーバーは水路をつくり水深を確保し、安全に移動できるようにします。

10月に長雨の季節になり、ダムが決壊し始めるとビーバーはダムを修復し始めました。

スコットランドでは異常気象による大規模な洪水が全国各地で起こっていて、ビーバーのダムは大雨のときに水の流れを緩やかにし水量を下げ、洪水リスクを減らします。

11月になると冬眠を迎えるビーバーは、食料となる木の枝を巣に溜め込みます。

一度は人間が原因で滅びてしまいましたが、これからは共存の道を探る人に見守られながらのんびりと逞しく生きていきます。

Twitterでのダーウィンが来たで特集したビーバーへの反応

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