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世界の車窓からはユングフラウ鉄道のクライネ・シャイデック駅

昨日の世界の車窓からはクライネ・シャイデック駅でした。

クライネ・シャイデック駅の前には、アイガーとメンヒ、ユングフラウなどの山があります。

ユングフラウ鉄道の車窓からの景色を映しました。

出発から5分でアイガーグレッチャー駅に到着しました。

クライネ・シャイデック駅

クライネ・シャイデック駅は、スイスのベルン州にある駅で、クライネ・シャイデックの観光名所に利用される駅です。

そして、ヴェンゲルンアルプ鉄道、ユングフラウ鉄道の始発駅です。

ユングフラウ鉄道

ユングフラウ鉄道はスイスの登山鉄道で、19世紀末から20世紀初頭にかけて建設されました。

終着駅のユングフラウヨッホは、海抜3454メートルと言うヨーロッパで最も高い場所に位置する駅です。

ユングフラウ鉄道の歴史

19世紀前半、イギリスで鉄道が開通したことを皮切りに、ヨーロッパ各地で鉄道の敷設が進みました。

その多くは産業革命の進展と結びついたものでした。

交通網の拡大にともなって鉄道旅行が人々の余暇の過ごし方の一つとなり、こうした中、スイスへの観光客は増加の一途をたどり、19世紀後半より観光目的の登山鉄道がスイス各地で敷設されることになりました。

既に1860年代から、ユングフラウを登る鉄道を敷設しようとする構想は示されていましたが、資金的な問題などで実現不可能と思われていました。

しかし、19世紀末まで資金繰りの目処がたち、1896年よりユングフラウ鉄道の建設が開始されました。

アイガー、メンヒ両山の内部をトンネルで通過するために蒸気機関車の使用が困難なため、当初は電気機関車、後に電車を用いることになりました。

電気は、豊富な水を利用した水力発電で供給されました。

1898年までにアイガー山麓のアイガーグレッチャー駅までの路線を完成させ、部分的ながら営業が開始されました。

その後、堅い岩盤に苦しみながらも建設は進み、1912年8月にユングフラウヨッホ駅が開かれました。

建設期間中は、ユングフラウの山頂まで鉄道やロープウェイを建設する構想もありましたが、資金の限界、観光客が高山病を発症するリスクなどを考えて、途中のユングフラウヨッホを終着駅としました。

山中のトンネルから外の景色を見るための展望台を設ける構想は、設計者のA.G.ツェラーによるものです。

しかし、A.G.ツェラー自身は鉄道の開通前に亡くなりました。

ユングフラウ鉄道の駅

クライネ・シャイデック駅

クライネ・シャイデック駅は、ユングフラウ鉄道の始発駅で、ヴェンゲルンアルプ鉄道との乗換駅です。

インターラーケン・オスト駅からは、ベルナーオーバーラント鉄道、ヴェンゲルンアルプ鉄道を乗り継ぎます。

クライネ・シャイデック駅と言う駅名は、ドイツ語で小さい峠の意味です。

ヴェンゲルンアルプ鉄道は、ラウターブルネン~クライネ・シャイデック~グリンデルヴァルト間を結ぶラック式鉄道です。

客車の方向固定が座席が勾配の上側と下側で異なり、常に勾配の下り側を電動車とする運転方式のため、サミットであるクライネ・シャイデック駅を越えて運転する列車はありません。

そのため、クライネ・シャイデック駅は実質3路線が乗り入れる駅です。

常に乗換えの観光客で賑わっています。

駅前には古い山岳ホテルがあり、ここに宿泊すれば、最終列車が下りた後に静かな周辺散策ができます。

アイガーグレッチャー駅

アイガーグレッチャー駅を出発すると、アイガーの山中を抜けるトンネルに入ります。

途中下車をする人はそれほどいませんが、駅前からは駅名の由来となったアイガー氷河、つまりアイガーグレッチャーを目前に見ることができます。

またアイガーグレッチャー駅からクライネ・シャイデック駅までは、アイガー・ウォークと呼ばれる下り坂だけの比較的手軽なハイキング・コースとなっています。

アイガーヴァント駅

アイガーヴァント駅と言う駅名は、アイガーの壁と言う意味です。

三大北壁の一つで、これまでに多くの登山家の命を奪ったアイガー北壁として知られます。

かつてはトンネル内のホームに列車が数分間停車するため、その間に歩いてすぐの展望台から、ガラス窓越しに切り立った崖を眺めることができました。

基本的にアイガーヴァント駅で数分間の停車時間を取るのは、ユングフラウヨッホへ上がる列車のみでした。

2016年12月のダイヤ改正で、全列車が通過となりました。

アイスメーア駅

アイスメーア駅と言う駅名は、氷の海と言う意味です。

トンネル内の駅になっています。

2016年のダイヤ改正後も数分間停車するので、展望台から氷河を眺めることができます。

ユングフラウヨッホ駅

ユングフラウヨッホ駅は、海抜は3454メートルにあります。

ユングフラウ山の鞍部に設置された駅で、トンネル内部にある駅です。

ヨーロッパで最も標高の高い鉄道駅です。

ユングフラウヨッホ駅の周辺は、年間を通して雪に覆われていて、夏でもスキー、スノーボード、チロリエンヌ、スレッジパークなど様々な雪上アトラクションが用意されています。

一般の人が到達できる最高地点は、エレベーターで昇るスフィンクス展望台です。

しかし、雪山登山の経験者なら、十分な装備をした上でですが、4158メートルの山頂まで登山することもできます。

近くを世界遺産にも認定されたアレッチ氷河が流れています。

ユングフラウヨッホ駅の駅名は、ユングフラウの肩と言う意味です。

世界遺産アレッチ氷河

アレッチ氷河は、スイス・ヴァレー州にあるアルプス山脈最大の氷河です。

ユーラシア大陸の西半分で見ても最大です。

北はユングフラウに、南はマッサ川の峡谷群を経由してローヌ川に、東はメルジェレン湖に、西はアレッチホルンにそれぞれ囲まれています。

氷河の長さは23.6kmに及び、面積は117.6km2、水の総重量は270億トンです。

中心部は年180~200mのスピードで前進しています。

アレッチ氷河を取り囲む9つの山頂はいずれも4000m級で、平均の標高は4108mです。

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