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クレイジージャーニーで特集!フィリピン伝統文化の民族タトゥー!

昨日のクレイジージャーニーでやってたフィリピン伝統文化の民族タトゥーをまとめてみました。

伝説のタトゥーを追う男である大島托さんが追いかけているのは、トライバルタトゥーと言うジャンルです。

トライバルタトゥーは世界各地の民族間で受け継いでいるもので、その意味は戦士の御守や女性を美しくみせる装飾など、それぞれの民族の伝統・思想が込められています。

大島さんは、伝統的な文化を17年にわたり取材してきました。

取材方法はアポ無し、通訳なしの一人旅で、自分の体に彫ってもらっているそうです。

今回の旅は、105歳の現役彫り師がいると言うフィリピンでした。

幻の先住民族を追いタトゥー国際イベントの旅

大島托さんがスタジオに登場しました。

松本さんのおじいちゃんは、腕に女性の名前のタトゥーを入れていましたが、おばあちゃんの名前ではなかったそうです。

トライバルタトゥーのデザインは黒が基本でぼかしやグラデーションもないそうです。

大島さんのタトゥーは、サメをモチーフにした漁の安全を願うタトゥーです。

今回は、インドのムンバイとフィリピンのカリンガ州を旅しました。

インドではタトゥーの国際イベントに行きました。

世界的タトゥーイベントクラワールドワイド

タトゥーの世界的イベントが開かれるインド・ムンバイを訪れました。

今年中国を抜いて人口世界一になると予測されているインドではトレンドが多様化し、タトゥーが大流行しています。

会場となるネスコセンターに到着しました。

会場の中には世界約15か国200人以上の彫り師のブースがあり、最新のデザインから伝統的なものまでその場で彫ってもらえます。

客層も様々で家族連れも多数来場していました。

今の最先端タトゥーはリアルスティックと言うもので、リアルなタトゥーで金額は約2万円です。

伝統的なタトゥーには掘り方も伝統的で針のついた木を叩き、インクを皮膚の中に入れます。

入れる場所によってかなりの痛みを伴います。

バイガ民族の幻のタトゥー

バイガと言うインド中央部に住む遊牧民は、数万年前から続くタトゥーが残っている民族です。

しかしジャングルの王様と呼ばれ、森からほぼ出ないので実態は謎に包まれています。

大島さんの目的は、バイガのタトゥーを生で見ることです。

バイガ民族の幻のタトゥー。

スペシャルゲストの彼らは、民族衣装でステージに登場しました。

タトゥーをそばで見るため突撃取材をしてみました。

彫り師のマンガラ・バイさんはバイガではなく、先祖代々バイガのタトゥーを掘り続けている掘り師の一族でした。

バイガは年齢に合わせて徐々に全身にタトゥーを入れていくのが特徴です。

イベントでは、一般客にもバイガのタトゥーを施術します。

インクの材料は花の種から抽出したオイルやサルガムと言う野菜を使用しています。

それを細い針6本束ねた器具につけて手でタップしていきます。

イベントで大島さんは首にタトゥーを入れていましたが、これはバイガじゃありませんでした。

バイガは全身に入れなきゃいけないと言うよりも、入れないとモテないと言う感じだそうです。

入れることによって死後、肉体が失われた後もモテ続けるとされています。

謎のタトゥー村のカリンガ民族伝統の彫り師を追う旅

伝説の彫り師の元を目指してフィリピン・マニラを訪れました。

ここから105歳の彫り師がいると言うブルカラン村へ10時間かけて向かいました。

ブスカランに到着しましたが、山の入り口で異常事態が発生です。

伝説の彫り師が住むタトゥー村とは?

集まっていたのはフィリピン人の観光客で、村でタトゥーを彫ってもらって日帰りで帰るのだそうです。

村へ向かう山道でも多くの人がいました。

都心から約12時間で到着しましたが、江の島のような観光地状態でした。

村の多くの家が民泊に対応していて、ツアーパックもあります。

多くの場合は時代と共に衰退していくトライバルタトゥーですが、伝説の彫り師ワンさんの人気で村は活性化し、人口も約700人にまで増えていて、そのうち100人が彫り師のタトゥー村となりました。

ワンさんの一番弟子グレースさんはワンさんから受け継いだ技術をSNSで発信していいて、今ではグレースさん目当てで来る観光客もいます。

使用するインクの材料は墨と芋やなすなどです。

針はレモンのトゲです。

大島さんはグレースさんに彫ってもらうことにしました。

お腹の真ん中に、古代のタトゥー技法そのものだと言う技術で彫ってもらいました。

伝説の彫り師

伝説の彫り師ワンさんの元にやってきました。

105歳のワン・オドさんの元には行列ができていました。

ワンさんが掘るのは、3つの点スリードットのみです。

これを求めてフィリピン中からお客が訪れます。

2009年にタトゥーの人類学者であるラースさんがワンさんを取材したところ、作品と技術が拡散され衰退していた村が復活してワンさんは人間国宝に認定されました。

ワンさんのお父さんの代までは、ほぼ男性の彫り師でしたが、ワンさんが父親から教わってから女の子たちのロールモデルのようになっていったのだそうです。

村の女の子たちは、ほとんど彫っているくらいです。

民族タトゥーの意味

民族タトゥーの意味を村の人々に取材しました。

この村のタトゥーは女性を美しく飾るもの、死後の世界になってもだそうです。

死後の世界に持ち込める装飾として女性はタトゥーをしているそうです。

一方で村の男性にタトゥーはありません。

唯一タトゥーがある81歳の男性は、人間の顔のタトゥーが入っています。

これは他の村との戦いの勲章として残しているのだそうです。

村の間での土地問題である争いがあったのだそうです。

男性は人を殺めた証としてのみ掘ることを許されました。

平和な今は、男性にタトゥーはありません。

彫り師100人のタトゥー村の105歳の人間国宝彫り師

ワンさんは前日に106歳の誕生日だったことを知った大島さんは、手拭いをプレゼントしました。

ワンさんは1930年頃から彫っていて、父親が教えてくれたそうです。

村に人がいないときは悲しかったけど、今は幸せだそうです。

ワンさんの功績で観光地化が進んだ村では、住民や彫り師も増加して教育機関が発達しました。

さらに屋根付きの運動場をNEW ERAが寄付しました。

ワンさんは彫れるのが嬉しいそうです。

翌日、大島さんは念願のワンさんに彫ってもらいました。

90年以上民族タトゥーを守り人間国宝になったワンさんは、村も守った伝説の彫り師です。

ワンさんが彫っている3つの点

ワンさんが彫っている3つの点は、ワンさんと弟子2人を意味しています。

ワンさんのタトゥーは600円です。

大島さんは、

「ワンさんはVOGUEの表紙を飾るくらいの国民的スターが600円で入れてくれるのはすごい」

と話しました。

トライバルタトゥーは近代化とともに村の風習にこだわらなくなり、徐々に衰退していくものだそうです。

Twitterでのクレイジージャーニーで特集したフィリピン伝統文化の民族タトゥーへの反応

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