「なんでこんなにひっきりなしに息をするの?」という疑問に対する答えが、まさかの「酸素が毒だから」ということに驚きです。
私たちが普段何気なく行っている呼吸には、驚くべき仕組みが隠されています。
今回は、チコちゃんに叱られるで解説されたその背景と、生活に役立つ「4・4・8呼吸法」の効果についてまとめてみました。
目次
酸素と私たちの体
1. 息をする理由
私たちは1時間に約900回、1日に2万1600回も息をしています。
1回の息の量は約500ml。
そんなに頻繁に息をする理由は、体内の酸素と二酸化炭素のバランスを保つためです。
息を止めると、二酸化炭素が体内に増え、脳が「苦しい」と信号を送ります。
これは、体が正常な状態を保とうとする自然な反応です。
2. 酸素の毒性
酸素は、エネルギーを生み出す際に体内で酸化反応を引き起こします。
この酸化は、細胞にダメージを与え、老化やさまざまな病気の原因となることがあります。
実際、35億年前の地球には酸素が存在せず、光合成を行う生物が初めて酸素を生み出したことで、大気中に酸素が増えました。
酸素に適応できなかった生物は絶滅し、酸素を利用できる生物が繁栄していったのです。
4・4・8呼吸法とは?
1. 基本のやり方
この呼吸法は、以下の手順で行います。
- 4秒間息を吸う
- 4秒間息を止める
- 8秒間息を吐く
この方法を約3分間続けることで、身体能力が向上すると言われています。
2. 実験結果
チコちゃんに叱られるで新人ADがこの4・4・8呼吸法の効果を実際に検証しました。
フリースローを3回ずつ投げた結果、呼吸法を使わなかった場合は3本とも外れましたが、呼吸法を使った場合は1本成功しました。
また、砲丸投げでも、呼吸法なしでは4m68cmだったのに対し、4・4・8呼吸法を使うと5m20cmに伸びるという結果が出ました。
4・4・8呼吸法の効果
1. ストレス軽減
この呼吸法を実践することで、緊張がほぐれ、リラックスした状態を作ることができます。
リラックスした状態では、より高いパフォーマンスを発揮できるようになります。
2. 記憶力向上と深い眠り
4・4・8呼吸法は、記憶力の向上にも寄与する可能性があります。
さらに、深い眠りを得るための助けにもなると言われています。
質の良い睡眠は、日常生活のパフォーマンスを向上させるために不可欠です。
まとめ
私たちが日々行っている呼吸には、驚くべき事実が隠されています。
酸素は、私たちの生命維持に必要不可欠ですが、同時に毒でもあることを理解することが重要です。
そして、4・4・8呼吸法を取り入れることで、ストレス軽減や身体能力向上、さらには記憶力の改善が期待できることがわかりました。
呼吸を見直すことで、健康的な生活を送る一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?