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カズレーザーと学ぶがん治療の最前線!

昨日のカズレーザーと学ぶでやっていたがん治療をまとめてみました。

がん治療の最前線についてBNCTなどの3つの切り口で学びました。

また、国立がん研究センターにテレビ初潜入した様子などを伝えました。

驚きの成果をあげる 最新がん治療CAR-T

信州大学医学部の中沢洋三教授ががんについて講義しました。

自分の免疫細胞が遺伝子操作でがんを攻撃

小児がんの約4割は血液のがんと言われる白血病です。

手術ではきれいに取り除くことができません。

そのため抗がん剤を使った化学療法で地道に治療をします。

しかし、治療中に重い感染症にかかったりするなど患者への負担が大きいと言うデメリットがあります。

最新がん治療のCAR-Tでは、免疫細胞の一つT細胞を遺伝子操作してがんを攻撃するよう作りかえ駆逐することができます。

今までの薬物投与では数日や数時間で体から効果が消えてしまっていました。

しかし、CAR-T細胞は数ヶ月・数年単位で体に残り、がん細胞を抑え続けてくれます。

すでに国内で2種類のCAR-T細胞が認可されています。

ただ、CAR-Tの効果を得られる薬は、現時点で非常に高価で保険が効いたうえで3000万円を超えます。

薬が高価な理由は、使用手順や研究者のトレーニングなどWHOが定めた厳しい要件をクリアしなければならないためコストがかかってしまうためです。

中沢教授はこ、のコストを抑えるためピギーバックトランスポゾン法と言う遺伝子組み換えに酵素を利用する方法を研究しています。

アオムシ酵素で免疫細胞を遺伝子操作

中沢教授は、アオムシの酵素を利用し遺伝子組み換えを行う方法を開発しました。

アメリカ留学中、昆虫学者から勧められた酵素を利用することを閃いたそうです。

さらに中沢教授は、細胞を高密度にすることで生存シグナルを出し合い生存率をUPさせることに成功しました。

アオムシ酵素の利用により、CAR-Tの製造コストを10分の1以下まで下げることができました。

小児がん患者を救う執念の医師に起きた奇跡

中沢教授は、アメリカ留学中に行っていた研究を日本に持ち帰りました。

しか、製薬会社や他の研究者からは、

「日本で遺伝子研究は無理」

と思われ当初全く関心を持たれませんでした。

転機が訪れたのは2012年です。

山中伸弥教授がiPS細胞の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞し、これにより法律が変わったことで日本でも遺伝子治療ができるようになりました。

国から多額の研究費を支援してもらうことができ、中沢教授は研究を進めることができました。

がん細胞のみを狙い撃ちで破壊するBNCT

国立がん研究センター中央病院の井垣浩さんががんについて講義しました。

中性子を1時間照射したところ25%の人で脳のがん消失

BNCT、ホウ素中性子補足療法は、核反応によるエネルギーでがん細胞を殺す治療法です。

陽子と共に原子の核を作る粒である中性子がホウ素の原子核に入ることで起こる核反応のエネルギーでがん細胞を破壊します。

従来の放射線治療では何度も放射線を当て、がん細胞を破壊する必要がありました。

しかし、BNCTでは1時間弱の中性子の照射で、がん細胞だけを選択的に破壊することが可能となります。

TV初潜入!国立がん研究センターの巨大施設

国立がん研究センターのBNCTシステムにテレビ初潜入しました。

3重の扉に守られた部屋の中には、中性子を取り出す装置や減速した中性子を患者へ照射する装置があり、患者のがんがある部分を照射口に近づけやすい仕様になっています。

国立がん研究センターには、世界初のリチウムでBNCT用の中性子を生み出す小型加速器があり、独自の放熱技術の開発で小型化に成功しました。

遺伝子パネル検査で100種類以上から最適な抗がん剤を探す

今、日本で承認されている抗がん剤は100種類以上あります。

現在は過去の治療のガイドラインをもとに患者への処方を決定していますが、同じ抗がん剤でも効く人と効かない人がいます。

国立がん研究センターの河野隆志さんは、患者に最適な抗がん剤を探す遺伝子パネル検査を実施しました。

がんに関する遺伝子を検査し、どの薬が効くか予測しています。

Twitterでのカズレーザーと学ぶで特集したがん治療の最前線

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