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所さん事件ですよは温泉事件簿だった

昨日の所さん事件ですよは、温泉事件簿でした。

温泉に入って1週間後に死にかけた男

温泉に入って1週間後に死にかけた男性が居るそうです。

それは、大阪でたこ焼き店を営む男性でした。

温泉好きで、近くの温泉施設に毎週のように通っていました。

温泉施設に行ってから1週間後、頭が痛くなりました。

薬を飲んでも治りません。

物を落として拾おうとしたらもう立てなくなりました。

通りがかった人が異変に気づき通報し、病院に救急搬送されました。

新型コロナが疑われましたが、陰性でした。

原因が分からないまま、男性の容態は急激に悪化していきました。

急性腎不全を併発し、緊急の人工透析を行う事態となりました。

搬送から3日目、ついに原因が判明しました。

温泉施設でレジオネラ菌に感染したとみられのます。

施設の衛生管理が不十分だと大量に増殖してしまいます。

肺に到達しレジオネラ肺炎となると、適切に処置されない場合の致死率は60%~70%になります。

男性もレジオネラ肺炎となっていましたが、レジオネラ菌の抗菌薬を処方され、ようやく症状が落ち着き、搬送から1ヶ月後無事退院できました。

しかし体へのダメージは残り、疲れやすくなり、将来透析が必要になる可能性があるそうです。

温泉施設からレジオネラ菌が検出されるのは珍しいことではありません。

入浴施設には、年に1回以上の水質検査が義務付けられています。

全国各地から水質検査を請け負う会社では、レジオネラ菌の検出率は平均5~6%となっています。

検出された温泉施設では、洗浄、消毒を行います。

レジオネラ菌の感染者数は、近年急激に増加しています。

医師の早坂信哉さんは、

「レジオネラ菌の潜伏期間は2日~10日なので温泉に行ってから10日以内に高熱や頭痛、呼吸困難などの症状があった場合は感染を疑うべき、受診の際には温泉に行ったと告げると医師もピンとくる」

などと話しました。

上谷さくらさんは、感染者が入浴施設に賠償を求められるかについて、

「その入浴施設で感染したことが立証できないと難しいが、損害賠償の支払を命じる判決が出た例もある」

などと話しました。

自宅のお風呂で感染することもあるレジオネラ菌にご用心

今年9月、横浜で開かれた国際レジオネラ会議で、日本のレジオネラ研究の第一人者、倉文明さんが講演しました。

その中で、公衆浴場のシャワーの水からレジオネラ菌に感染したというケースが報告されました。

水道水は、塩素消毒されているので通常は感染の可能性は極めて低いのですが、出張などで3日間以上使用されないと、レジオネラ菌がホースの中で増殖します。

対策としては、

  • シャワーを使う前にホースに残った古い水を捨てること
  • シャワーを使い終わった後にホースにお湯ではなく、菌が繁殖しにくい水を残すようにすること

などがあります。

医師の早坂信哉さんは、家庭内でレジオネラ菌が増殖しやすいものの例として、

  • 加湿器
  • 追いだき風呂

を挙げました。

Twitterでの所さん事件ですよで特集した温泉事件簿への反応

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