寒暖差が激しい今、林修の今知りたいでしょが、かぜ予防の新常識を解説!
ビタミンDの効果やお風呂の利用法など、免疫力を高める方法を紹介します。
目次
かぜ予防の新常識:ビタミンDの重要性
最近の研究によると、かぜ予防にはビタミンDが非常に効果的であることがわかりました。
従来、ビタミンCがかぜ予防に良いとされていましたが、その効果は近年否定されています。
ビタミンDは、食事からだけでなく、日光浴を通じて体内で生成されるため、手軽に取り入れることができます。
1日約20分の日光浴で、ビタミンDを効率よく生成できるのです。
さらに、ビタミンDは免疫細胞であるマクロファージを活性化させることが知られています。
免疫細胞の約70%が腸に集中しているため、ビタミンDが腸内環境を整えることで、かぜ予防に役立つのです。
かぜをひいた時の対処法:甘酒のすすめ
かぜをひいた時には、甘酒がおすすめです。
甘酒にはオリゴ糖やブドウ糖が豊富に含まれており、善玉菌のエサとなります。
内野先生が推奨する甘酒とトマトジュースの組み合わせは、栄養価が高く、体調を整えるのに役立ちます。
ビタミンCはウイルスと戦う免疫力を高めるため、かぜをひいた時に摂取するのが効果的です。
かぜのひき始めの対処法:お風呂の利用
かぜのひき始めで熱がない場合、お風呂に入ることが新常識となっています。
37℃以上の体温になると、かぜウイルスは死滅します。
お風呂に入ることで体温を上げることができ、体力を消耗せずに免疫力を高めることが可能です。
ぬるめの37~38℃のお風呂がおすすめです。
軽い運動で免疫力UP
かぜのひき始めには、軽い運動が効果的です。
発熱している場合は安静にし、体を横にして休むことが重要ですが、熱がない場合は体を動かすことで免疫力を高めることができます。
運動によって体温が上がり、ウイルスを撃退する力が強まります。
熱が出たら冷やすべき部位
熱が出た場合、おでこを冷やすのではなく、首や脇の下、鼠径部を冷やすことが効果的です。
これらの部位には太い血管が通っており、体温を下げるのに役立ちます。
昔の考え方ではおでこを冷やすことが一般的でしたが、科学的な視点から見ると、より効果的な方法があるのです。
食事の取り方:無理に食べなくても良い
かぜをひいた時は、無理に食べる必要はありません。
体調が悪いと腸の動きも鈍くなり、無理をして食べるとお腹を壊すこともあります。
胃腸に優しいおかゆやマルチビタミンのゼリー飲料がおすすめです。
血糖値の上下を避けるため、糖分の少ないものを選ぶと良いでしょう。
自然に汗をかくことの重要性
かぜのウイルスは、汗をかいても死なないことが多いです。
熱が下がっても、せきや喉の痛みが残っている場合は、体内にウイルスが残っている可能性があります。
こまめな水分補給と自然に汗をかくことが、かぜを治すためには重要です。
インフルエンザと新しいうがいの常識
うがいはかぜ予防には効果的ですが、インフルエンザには効果がないことがわかっています。
また、うがいによって菌が飛散する可能性もあるため、注意が必要です。
うがいをする際は、周囲に配慮しながら行うことが大切です。