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情熱大陸は松本若菜だった

昨日の情熱大陸は、女優の松本若菜さんでした。

38歳の女優松本若菜を人は遅咲きと言うけれど

女優の松本若菜さんは、鳥取県出身の遅咲きと言われる38歳です。

ほんの数年前までアルバイトで生計を立てていました。

ブレイクのきっかけは、ドラマで振られた憎まれ役でした。

アドリブ混じりの突き抜けた演技が評価されました。

人生はどう転がるか分かりません。

今年の東京ドラマアウォードでは、助演女優賞に輝きました。

2007年のデビューから15年、おそらくは今もっとも忙しい俳優の一人です。

しかし、本人に売れっ子の実感はないようです。

がんばり屋松本若菜

8月、松本若菜さんは、ホラードラマに主演として挑みました。

松本さんの演じる母親は、古い洋館に迷い込んでしまった娘を探し求めます。

無意識の動きはたやすくはありません。

何度も撮り直しをしました。

以前は腰痛持ちで、これまでに2度の手術を受けています。

辛さを隠して現場に臨む性格は、売れる前から変わっていません。

がんばり屋であり、気遣いの人です。

芸能界の荒波

1984年鳥取生まれ。

15歳の時、芸能界でやってみないかと声をかけられましたが、怖気づいてしまいました。

高校を出て地元で就職しましたが、変化のない日常に、ふと、芸能界に誘われた記憶が蘇ります。

親の反対を押し切り21歳で上京し、2年後にはデビューしていました。

しかし、映画愚行録で評価されるまでの10年近くは、鳴かず飛ばずのバイト生活でした。

絵に描いたような不遇時代が続きました。

何度オーディションに落ちても、歯を食いしばり次を目指しました。

小さな仕事も断りませんでした。

だからこそ、今があります。

娘の冒険を受け入れてくれた母と、戻るなら今だぞと言い続けた父。

久しく両親の顔を見ていません。

里帰り

少し時間が取れそうなので、里帰りすることにしました。

趣味はイラストです。

持ち歩いているタブレットには、両親の似顔絵が描かれていました。

今年、父母は古希を迎えました。

3年ぶりに米子の実家に帰ると、3つ上の姉と母らが迎えてくれました。

祖母は2年前に亡くなりました。

3姉妹の末っ子だった松本さんは、とりわけ可愛がられていたそうですう。

感染のリスクを避けるためのため見舞いも出来ず、祖母の最期はテレビ電話で看取りました。

父母の古希を祝う夕食会には、一番上の姉も駆けつけ、親子全員が揃いました。

頑固者の父親は、松本さんの心配をしながらも、その成功を願っていました。

松本さんは父母に、古希祝いのイラストを手渡しました。

娘と孫のメッセージが添えられていました。

家族のぬくもりを改めて噛みしめる休日になりました。

変わらぬ松本若菜

高いところが苦手の松本さんが、高所でのアクションドラマの撮影に挑みました。

一発OKでした。

いろいろな人生経験をした上で、ようやくいろいろな舞台に立たせてもらえるようになりました。

だからこそ、

「私は変わらないぞ」

と言う思いがあります。

松本さんは、

「これくらいがちょうどよかったのかな」

と振り返ります。

苦節の日々に鍛えられた松本若菜さんには、きっと息の長い俳優人生が待っています。

Twitterでの情熱大陸でやってた松本若菜への反応

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