最近、金の価格が急上昇していることをご存知でしょうか?
2023年には1gあたり約13,000円を超え、約10年前の3倍に達しました。
この金の価格上昇は、オリンピックやパラリンピックの影響もあり、ますます注目されています。
今回は、マツコの知らない世界で紹介された「金ゴールドの世界」をもとに、金の魅力や資産としての価値について掘り下げていきます。
目次
金の価格上昇の背景
金の価格が上昇している理由は、いくつかの要因があります。
埋蔵量の限界
地球上にある金の量は限られており、掘られている金の量は既に多くが採掘されています。
残された埋蔵量はプール1杯分ほどです。
国際的な需要の増加
新興国では自国の通貨よりも金を資産として持つ動きが活発化しており、需要が高まっています。
国際情勢の不安定さ
経済や政治の不安定さが続く中、金は安定した価値を持つ資産として重宝されています。
これらの要因が重なり合い、金の価格は過去最高値を更新し続けています。
歴史に見る金の重要性
金は古代から権力や富の象徴として人々の心を引きつけてきました。
例えば、ツタンカーメンの黄金のマスクや、漢委奴国王の金印など、歴史的な遺物は金の価値を証明しています。
また、奥州藤原氏の中尊寺金色堂など、金は文化や歴史にも深く根ざしています。
金の特性と利用
金はその特性から多くの用途があります。
優れた加工性
1gの金は長さ2640mにまで伸ばせるほどの柔軟性を持ち、精巧な工芸品の製作が可能です。
リサイクル性
金は溶かしても元通りになるため、リサイクルが容易です。
東京オリンピックの金メダルも、廃棄された携帯電話から金を回収して製作されました。
電子機器での利用
スマートフォンやノートパソコンなど、電子機器の内部にも金が使われています。
これにより、金の需要はさらに高まっています。
最新の金アイテムとトレンド
最近、金アイテムの人気が急上昇しています。
特に、金のジュエリーや仏具、食器などが注目されています。
金のエキスパートによると、金の魅力はその独特の輝きと重量感にあります。
例えば、純金製のおりんは約446万円で販売されており、その音の響きが特に評価されています。
また、金の財布やオブジェも人気で、縁起物として購入する人が増えているとのことです。
さらに、レディー・ガガなどの有名人が金のジュエリーを身に着けることで、金のトレンドが広がっています。
金を資産として持つメリット
金を資産として持つことには多くのメリットがあります。
価値の安定性
金は長い歴史を持つ資産であり、経済不安時にも価値が安定しています。
資産の10~15%を金で持つことが推奨されています。
多様な投資方法
金地金や金のジュエリー、ETFなど様々な形で投資することができます。
自分のライフスタイルに合った方法で資産運用が可能です。
まとめ
金の価格上昇やその特性、歴史的な重要性について考えると、金は単なる貴金属ではなく、資産としての大きな可能性を秘めています。
今後も金の需要は高まり続けるでしょう。
皆さんも、金の魅力を再認識し、資産運用の一環として考えてみてはいかがでしょうか?