自民党参院議員の元秘書である呉麗香が中国人美女の詐欺容疑で書類送検されました。
呉は中国の海外警察拠点と関係があり、経済安保法の成立にも影響を与える可能性があります。
この記事では、呉と中国の海外警察拠点、経済安保法とセキュリティ・クリアランス、呉と自民党参院議員の松下忠洋の関係などについて詳しく解説します。
呉麗香と中国の海外警察拠点
呉麗香は44歳の中国籍の女性で、一般社団法人『日本福州十邑社団聯合総会』の元常務理事を務めていました。
この社団法人が所在地として登記する東京・秋葉原のビルは、中国が日本国内に秘密裏に設けた「警察拠点」と見られています。
警視庁公安部は昨年5月に同ビルの家宅捜索を行い、在外中国人などに向けた免許更新業務を行っていたことを示す証拠類を押収しました。
中国が他国の領土に「警察の出先機関」を秘かに設置している問題は、すでに英BBCが22年に「5大陸21カ国で計54の『海外警察サービスセンター』が設立されている」と報じ、オランダやアイルランドなどが「違法」と批判しています。
中国が海外に警察拠点を設けている理由は、反体制活動家や国外に逃亡した中国人犯罪者の監視などを行うためと指摘されています。
呉はこのビルのほかにも、東京・新宿のマンションに住んでいました。
このマンションは、中国の国家安全部の元幹部が所有しているという噂があります。
呉はこのマンションから、中国の海外警察拠点と連絡を取り合っていたと見られています。
経済安保法とセキュリティ・クリアランス
呉の書類送検の背景には、今国会の最重要法案の一つである経済安保法との関連が囁かれています。
経済安保法は2月下旬にも閣議決定される見込みで、その骨子には、経済安全保障上の重要情報を扱う人物の身辺を国が事前に調べることを可能にする「セキュリティ・クリアランス」制度の導入が盛り込まれています。
セキュリティ・クリアランスとは、国家機密や重要情報に触れる機会のある人物に対して、その信頼性や忠誠心を審査する制度です。
米国では、政府職員や軍人、請負業者などに対して、機密のレベルに応じて厳格な審査が行われています。
日本でも、防衛省や外務省などでは、国家機密保護法に基づいて、セキュリティ・クリアランスのような審査が行われています。
経済安保法では、これまで対象外だった民間企業や研究機関などにも、セキュリティ・クリアランスの対象となる可能性があります。
これは、経済分野における重要技術や情報の流出を防ぐための措置として、政府が推進しています。
しかし、一方で、セキュリティ・クリアランスは、個人のプライバシーや人権を侵害する恐れがあるとの批判もあります。
呉麗香と松下忠洋
呉麗香は、自民党参院議員の松下忠洋の元秘書でした。
松下は、参院外交防衛委員会の委員長や、自民党の経済安保プロジェクトチームの副座長を務めています。
呉は、松下の秘書として、参院議員会館の通行証を持っていました。
この通行証は、国会内の各種施設や会議室に自由に出入りできる特権的なものです。
呉はこの通行証を利用して、経済安保法に関する重要情報を入手し、中国の海外警察拠点に流していたと疑われています。
呉はまた、松下の秘書として、経済安保プロジェクトチームの会合にも同席していました。
このプロジェクトチームは、経済安保法の骨子を策定するために、自民党が設置したものです。
呉はこの会合で、経済安保法の内容や進捗状況などを聞き出していたと見られています。
呉は、松下との関係を隠すために、別の名前を使っていました。
呉は、自分の本名を「呉麗香」と名乗っていましたが、松下に対しては「李麗香」と名乗っていました。
呉は、松下に対しては、自分は台湾出身で、日本に留学していたと嘘をついていました。
呉麗香の詐欺容疑
呉麗香は、中国人美女の詐欺容疑で書類送検されました。
呉は、中国の海外警察拠点と連携して、日本の政治家や官僚、企業幹部などに近づき、金品や情報を騙し取っていたとされています。
呉は、自分を「日本福州十邑社団聯合総会」の常務理事や「日中友好協会」の理事などと偽り、日中関係の改善に貢献したいと言って、日本の有力者に接触していました。
呉は、自分の美貌や魅力を武器にして、相手の信頼を得て、金銭や贈り物を要求したり、重要な情報を聞き出したりしていました。
呉は、日本の政治家や官僚だけでなく、企業幹部や研究者などにもターゲットを広げていました。
呉は、日本の経済や技術に関する情報を集めるために、日本の大手企業や研究機関にも接触していました。
呉は、自分が中国の大手企業や研究機関とのパイプを持っていると言って、ビジネスや研究の協力を持ちかけて、相手の情報を引き出していました。
呉麗香の今後
呉麗香は、中国人美女の詐欺容疑で書類送検されましたが、まだ逮捕されていません。
呉は、昨年12月に中国に帰国した後、行方をくらましています。
呉は、中国の海外警察拠点や国家安全部の保護下にあると推測されています。
呉の書類送検は、日中関係にも影響を与える可能性があります。
呉は、中国の海外警察拠点と連携して、日本の政治や経済に関する重要情報を流していたとされています。
呉がどのような情報を入手し、どのように利用されたのかは、まだ明らかになっていません。
呉の事件は、日本の国家安全保障にとって、深刻な脅威となる可能性があります。
呉の事件は、経済安保法の成立にも影響を与える可能性があります。
経済安保法は、経済安全保障上の重要情報を扱う人物の身辺を国が事前に調べることを可能にする「セキュリティ・クリアランス」制度の導入を目指しています。
呉の事件は、セキュリティ・クリアランスの必要性を強調する一方で、その実施方法や範囲についての議論を呼ぶ可能性があります。
呉麗香の事件は、日本の政治や経済に大きな衝撃を与えました。
呉は、中国の海外警察拠点と連携して、日本の有力者に近づき、金品や情報を騙し取っていたとされています。
呉の事件は、日本の国家安全保障や経済安保法の成立にも影響を与える可能性があります。
呉の事件の真相は、まだ闇の中にあります。
Xでの中国人美女への反応
自民党参院議員“元秘書”の「中国人美女」がついに書類送検。
スパイ防止法制定が次の選挙の勝者になる。— Mr.GOX (@MrG0X) February 24, 2024
日本でスパイ防止法が成立しない理由は
そんな法律ができれば霞が関と永田町が機能しなくなるからという話は嘘か真か
少なくとも自民党議員のスキャンダルには直ぐに飛びつく大手メディアと野党が沈黙の艦隊であることは注意
自民党参院議員“元秘書”の「中国人美女」がついに書類送検…
— 一色正春 (@nipponichi8) February 24, 2024
警視庁が秋葉原の「中国海外警察拠点」を家宅捜索し書類送検された中国人、松下議員の元秘書(中国人美女)
あーこれは終わったな— 今日は鶏飯食べたい気分 (@YamaHir92799797) February 24, 2024
自民党参院議員“元秘書”の「中国人美女」がついに書類送検:この女は中国海外警察を担う要人とのこと。宮崎選出の松下新平参院議員の外交顧問及び秘書となり参院会館もプリーパスであったとのこと。警察が松下議員にまだ接触して居ない様だが忖度なのか?重要な国家機密が漏れている恐れ大。#松下新平
— tigersfan (@tigersfan_8391) February 24, 2024
自民党参院議員 松下新平“元秘書”の「中国人美女」がついに書類送検
アメリカのドラマを見るたびに、ロシアや中国やらのスパイまぎれこみすぎだろと笑っていたら。
いや、これ、ほんまアカンやろ。献金もできるし、秘書にもなれるし、トンチンカンな政策ばかりなのはこのあたりが理由か。
— おったろうブロガー/Webライター (@OltutarouWeb) February 24, 2024