安倍元総理の演説現場の警備態勢は不十分だったのではとの声

2022年7月9日

山上徹也容疑者の自宅から事件に使われたものと似た、手製の銃とみられるものが数丁見つかり、警察は計画的に準備した疑いがあるとみているようです。

その一方で、演説現場での警備態勢が不十分だったのではないかとの声も上がり始めているようです。

奈良県警が安倍元総理の演説について把握したのが、前日の夕方だったそうです。

奈良県警は、昨日8日夜開いた会見で、

「突発的な警護だが、十分に態勢を取れていたと思っていた。警備を用意するだけの時間はあった」

と説明しています。

しかし、説明の中で、現場で警護や警備にあたった警察官の数などは明らかにしていません。

そのうえで、

「警護の責任を有する警察として安倍元総理大臣が遊説中に死亡したことを重大に受け止め、警護・警備態勢に問題があったか確認を進め、問題があれば適切に対応する」

として、今回の対応について検証を行う考えを示したとのことです。

1 警察庁は警備態勢や当時の対応の検証を実施
2 専門家から上がる警備に抜けがあったと言わざるをえない状況
3 Twitterでの警備態勢への反応

警察庁は警備態勢や当時の対応の検証を実施

安倍元総理の銃撃事件。

この事件に対して警察庁は、警備態勢が十分だったかどうかなど当時の対応について検証を実施するとしているとのことです。

安倍元総理は昨日8日、奈良市で演説を開始直後に、背後から銃撃され、搬送先の病院で死亡しました。

警察庁によると、当時の安倍元総理の警備については、奈良県警察本部の警備部参事官をトップとする態勢で、奈良県警が警備計画を作成したとなっているとのことです。

一方、現場には、奈良県警の警察官のほか、警視庁警護課のSPも警護に当たっていました。

警察庁は、具体的な人数などを明らかにしていません。

警備関係者の情報によると、SPについては1人が専属で配置され、奈良県警の私服の警察官なども含めると合わせて数十人の態勢だったと言うことです。

現場では、周囲を360度警戒し、元総理の後ろ側にも警察官が配置されていたとなっているようですが、ニュースなどの映像をみた限りでは、

全く警備がされていない
何でSPがこんなに少ないんだ？
警察官私服だけ？つか警察官が見当たらないじゃん

と言う声も上がっているようです。

今回、安倍元総理への銃撃を防ぐことはできませんでした。

沿道にいた人が当時撮影した動画もニュースで流されましたが、山上徹也容疑者が安倍元総理の斜め後ろからゆっくりと歩いて近づく姿が写っていました。

しかし、銃声が響くまで警察官が制止する様子が、全くありません。

また、警護の動きを見ていても、一発目の銃声が響いた後、誰一人として、安倍元総理の安全を確保する、その場から退避させると言う行動に出ていないのも確認できます。

警護である以上、犯人の確保よりも、守るべき要人の安全確保が優先されるものなのではないでしょうか。

警護が全員、犯人確保に向いてしまい、誰一人として安倍元総理の身の安全を確保する行動に出ていないように見えました。

専門家から上がる警備に抜けがあったと言わざるをえない状況

今回の事件について、専門家からは、

「当時の映像を見るかぎり、事件の前に容疑者がバッグを持って周囲をうろついたり、安倍元総理大臣に直線的に向かって行ったりする様子が見て取れる。このような場合、通常は不審な人物を現場から遠ざけたうえで職務質問し、所持品を検査するのが鉄則であることを考えると、今回は警察官どうしの連携ができておらず、警備に抜けがあったと言わざるをえない」

と指摘が上がっているようです。

さらに専門家からは、

「当時、どのような警備態勢だったかは今後の検証で明らかになると思われるが、要人の警備は100％でなければならず、1％のミスも許されない。わずかでも危険があれば排除することが重要で、残念な結果となってしまった」

と声が上がっているとのことです。

Twitterでの警備態勢への反応

@Ririrufel：令和の北一輝 2022-07-09 08:09

今後、自前の警備態勢敷けないなら日本に行かないとか言う海外の要人が出来てきても不思議ではないよな。

安倍元総理の演説現場の警備態勢は不十分だったのではとの声

警察庁は警備態勢や当時の対応の検証を実施

専門家から上がる警備に抜けがあったと言わざるをえない状況

Twitterでの警備態勢への反応

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